パルジファル
3月26日(水)17:30-22:45ウィーン国立歌劇場、ティーレマン指揮、ワーグナー作曲、舞台神聖祝祭劇<パルジファル>。ザルツブルグからウィーンに戻って、またワーグナーです。風邪で熱がある身には、ワーグナーは長すぎます。しかし、1か月前の売り出しに、44ユーロも投じてチケットを購入してあるし、日本ではそうそう上演の機会もない演目だし、いまさらやめるわけにもいきません。
<パルジファル>は、2002年4月のベルリン・フェスト・ボッヘで、バレンボイム指揮、ベルリン国立歌劇場でも観ていて、クンドリを歌うマイヤーに聴きほれたこと、アメリカ人観光客が1幕の後に拍手をして嫌われたこと、舞台上に巨大な岩壁のようなのがあってレーザー光線が飛び交ったことくらいしか記憶にありません。
今回こそは、<パルジファル>の醍醐味を味わえるだけの教養を身に付けるつもりでしたが、やはり「聴くと疲れる」という感想に終わってしまいました。ティーレマンのまったり系の棒がそうさせてしまうのかも知れません。私は苦手です。
グルネマンツを歌ったミリング、アムフォルタスを歌ったストラックマン、クリングゾルを歌ったバンクルはよかった。せっかくアイン・アンガーが起用されているのにティトゥレルでは出番が少なすぎ。それに比べてパルジファル役のトーマス・モッサー(Thomas Moser)は声が伸びず残念。クンドリを歌った藤村実穂子さんは、世界に通じる数少ない日本人ですね。バス、バリトン、メゾの世界の作品ですね。
ところで、あと5分で終演というところで、ステージ・バックのカーテンが落ち、舞台袖が丸出し。これは演出ではなくてハプニングだったと思われます。
第2幕の後半あたりから暖房が弱くなって、首筋が寒くて寒くて・・・。トロンボーンは1番キューブルベック、2番マダーシュ、3番シュトレッカーだったので、終演後、楽屋口でキューブルベックに挨拶したいところでしたが、いよいよ熱が出てきました。オペラ座前のタクシーを拾って帰ったら、15分で12ユーロでした。意外と安くて速かった。
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