最後の国立歌劇場は<トリスタンとイゾルデ>
3月28日(金)17:00-21:45、レイフ・セゲルスタム指揮、ワーグナー作曲<トリスタンとイゾルデ>。半年のウィーン滞在、国立歌劇場の最後は「愛の死」で締めくくりました。いやー、よかった。感涙。
指揮者のセゲルスタムは、クリスチャン・リンドバーグの定盤CD「Romantic Trombone」の伴奏で、バンベルク交響楽団を指揮しているので名前は知っていたのですが、その後、読売日響の定期にも登場し、作曲者としても自作自演。容姿がブラームスに似ていて、ブラ1を振った時は、ブラームスの自作自演を思わせました。
今回は、曲目と指揮者目当てで、歌手にはあまり期待していなかったのですが、とてもよかったです。ウィーン国立歌劇場デビューを飾ったトリスタン役のテノール歌手、ヨハン・トレレーヴェン(Johan Treleaven)もよかったし、何と言ってもウィーン国立歌劇場でイゾルデを初めて歌ったソプラノのエヴリ・ヘルリツィウス(Evely Herlizius)、凄くよかったです。細身ながら最初からスピントな声で大迫力。第2幕のトリスタンとイゾルデの「愛の二重奏」は圧巻。このまま最後の「愛の死」までもつのか心配でしたが、これも実によかったです。
<トリスタンとイゾルデ>より「前奏曲」と「愛の死」は楽曲としてもしばしば取り上げられ、4時間のオペラのいいとこ取りですが、やはりオペラで4時間近く延々と待たされた最後に聴く「愛の死」は、絶品ですね。
トロンボーンは、1番キューブルベック、2番マダーシュ、3番シュトレッカーと、2日前の<パルジファル>と同じメンバー。乗り番は曲で決まっているのではないようですね。
まだ風邪熱が続き、歯が痛くてたまりませんでしたが、最後だったので終演後に楽屋口でキューブルベックにご挨拶。3月31日のフライトで、なんと、姪御さんも日本へ行かれるそうです。彼女は、心理学から日本の家族関係を研究しているとか。31日にシュベヒャート空港で、トロンボーンを持った日本人女性がいたら、声を掛けてもらうように伝えました。
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