ゼミ生と<蝶々夫人>鑑賞
2月21日(木)のお昼から23日(土)の朝にかけて、ゼミ生4人が卒業旅行でウィーンに寄ってくれました。2月19日(火)成田発、オランダ航空利用、ブダペスト+ウィーン+プラハ鉄道の旅6泊8日、11万円(諸費別)のフリープランとのこと。朝食以外の食事や観光は含まれていないとはいえ、本当に安いですね。
私のガイドを期待して、ウィーンでの予定は白紙にしてあるとか。21日12:08ウィーン西駅着の列車を出迎えて、とりあえず駅構内のゼガフレードでお昼を食べさせながら日程を話し合いました。
私は、調査のまとめや補充調査の日程調整が追い込みで、終日観光ガイドをしてあげられる時間はありません。博物館や美術館などは自分たちでまわってもらい、21日19:30からのオペラ<蝶々夫人>立見と、22日14:00以降の市内観光とショッピングだけガイドすることにしました。
彼女たちのホテルはベルヴェデーレまで徒歩10分のRennwegにあったので、チェックインして少し休んだら、ベルヴェデーレでクリムトなどの絵画を見て、17:30には路面電車Dに乗り、17:45に路面電車Dのオペラ座駅で待ち合わせということにしてありました。
私は分かれて研究所に出勤し、スイスでの調査報告をまとめていたのですが、17:00過ぎに早々とゼミ生から携帯メールが。絵画には興味がないのでベルヴェデーレには寄らず、直接、路面電車Dでオペラ座駅まで来たとか。少し早いけれど、彼女たちにはそのまま立見席の列に着いていてもらうことにしました。
あわてて机を片付けて、オペラ座の立見当日券の窓口に行くと、私が到着した18:00には、長蛇の列は屋外まで延びていました。ゼミ生は早かったので屋内にいましたが、40番目といったところだったでしょうか。
やはり学期休みのせいか列の大半は観光客。「立見席の取り方をご存じの方はいらっしゃいますか? こんなに長い列で、自分の順番でもチケットはあるのでしょうか?」と質問してくる方が絶えません。「大丈夫です。立見席は560席以上ありますし、このあたりなら120番目くらいです」などと説明していたら開演80分前の立見当日券発売時間に。
いつもなら脱兎の如く陣取り合戦が始まるのに観光客の方はのんびりとされていて、私の順番でもバルコン・中央左・1列目がガラ空き。開演まで45分あったので、オペラ座裏手のホテル・ザッハーで、ゼミ生4人とザッハートルテとメラーンジュを(写真1枚目)。
プッチーニ作曲<蝶々夫人>は日本が舞台なので、オペラ初体験のゼミ生もそれなりに楽しめたようです。ジェンダー論を学んだ彼女たちは、アメリカ海軍の士官ピンカートンが、長崎で芸者の蝶々さんと一時的に結婚し、帰国後はアメリカ女性と正式に結婚するというストーリーに憤慨していました。
同演出326公演目ということで、常連客は少なかったのでしょうか。それだけでなく、蝶々さんを歌うはずだったマリーナ・メシェリアコーヴァ(Marina Mescheriakova)がキャンセルでフイ・ヘ(Hui He)が代役ということもあったのでしょうか。それにしても、2日前にアイーダ4公演を歌い終えたばかりだというのに、ヘの体力は凄いです。ピンカートンも、下女のスズキも、ヤマドリ公も、すべてウィーン国立歌劇場初登場の歌手でした。
それに対してトロンボーン・セクションは、1番キューブルベック、2番マダーシュ、3番ヤイトラーのベテラン音大教授陣。ヤイトラーは先週末、長野県佐久間でブラスフェスティバルを指導し、19日にウィーンに戻ったばかりとか。大学教授は、みなさん学期休み中はお出かけだったようです。
翌22日は、午前から午後にかけて、ゼミ生4人はシェーンブルン宮殿のチョコレート博物館とプラターの観覧車を楽しんだ様子。
私は、予定より1時間遅れて15:00にオペラ座前で合流。路面電車1番に乗り、車窓から国立歴史美術史博物館とマリア・テレジア象を眺め、自然史博物館前で下車。市民公園、王宮、コールマルクト(デメルでアップル・シュトゥデゥーデル)、グラーベンのペスト塔(写真4枚目)を散策。
地下鉄1番でカールスプラッツへ移動し、分離派美術館でクリムトのベートーヴェン・フリースを見学。ナッシュマルクトで食材を購入して私のアパートメント・ホテルへ。手作りのウィーン風のコンソメスープやウィンナーソーセージで夕食。22:00までおしゃべり。
翌日、プラハ行きの列車で食べたいというので、おにぎりを4人分つくって持たせました。やはり旅の途中では、ごはんが恋しくなるものです。
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コメント
首席トロンボーンのキューブルベックは、学期休み中、ザルツブルグのミュールバッハで、家族でスキーを楽しんでいたそうです。途中、ビショーフスホーフェンのレヒナーに寄り、新しいハグマンの楽器を受取り、学期休み明けの<蝶々夫人>から、新しい楽器で吹いているそうです。
投稿: 管理人 | 2008年2月27日 (水) 21時05分